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西光寺(木造阿弥陀如来座像)

建立時代は詳びらかではないが、伝えられるところによれば、北条時宗公が霊夢に感じ、公の守護仏である阿弥陀如来を祀るために正平年間(1370年頃)建立されたものと伝えられている。
阿弥陀堂創立当時は茅葺きの宝形造りで三間四面の堂であった。太いけやきの丸柱、その上部に木鼻、台輪、組物は、唐様の桟唐手法で正面には唐様の戸が古い藁座に取りつけてある。
内部は奥の正面中央に一間を内陳として須弥檀があり、阿弥陀如来が安置されている。
同時に指定された棟札11枚は天文24年から文化15年(1818年)にわたり、地方史の資料として貴重である。

 

西光寺阿弥陀堂の本尊で、全長68.5cmの座像である。広安4年大仏師、治部法橋乗円の作である。昭和25年県重要文化財に指定された。
本尊の特徴は、結伽跌坐し、髪は観音の如く、宝髪を結い、宝冠をつけ、手印は妙観察知印を結んでいる寄木造漆箔の像で、普通にみる阿弥陀如来とは全く異なる。このような菩薩形に近い阿弥陀は、紅玻梨色弥陀に類する宝冠阿弥陀である。胎内に「応安四年十二月■日大檀那田口村西光寺■大仏師治部法橋乗円」とあって、本寺本尊地蔵菩薩を造顕した3年前に、同じ仏師によって造られたものである。



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