鎌倉岳は標高６６９ｍあり、古殿町の松川地区に高くそびえる山です。
その名前の歴史は古く、遠い昔、鎌倉より嫁いできた姫が故郷恋しさに、「私の慕わしい鎌倉はどちらの方にあるのだろう」と聞いたので、村人たちが「この 山に登れば鎌倉が見える」と、姫と一緒にこの山に登ったことが由来とも言われています。

鎌倉岳には遊歩道もあります。
遊歩道コースはぐるりと一周できるようになっており、一周約１時間半～２時間でまわることができます。
新緑のさわやかな春、緑いっぱいの夏、紅葉が色づく秋、遊歩道は四季折々にさまざまな顔を見せ、来る人々を迎えてくれます。

鎌倉岳遊歩道にはカタクリ・イワウチワの花の群生地もあります。
花の見頃は４月の中旬ごろで、開花時期には群生地いっぱいに咲き誇ります。 厳しい自然の中でたくましく咲く花たちに、特別な美しさを感じることでしょう。

標高６６９ｍの山頂からは、町の中心部が一望できます。
また、阿武隈の山々や那須の連山なども望むことができ、絶景を身近に感じることができるでしょう。