Message for Furudono

あらためて感じる古殿町の本当の豊かさ 古殿っ子にも世界を目指してほしい

あらためて感じる古殿町の本当の豊かさ
古殿っ子にも世界を目指してほしい

自転車競技プロレーサー
窪木 一茂さん

古殿町の一番の思い出は八幡神社例大祭です。出店がたくさんあって、特に「型抜き」が楽しかったな。町民プールのスライダーも好きで休みの日は何度も行きました。渓流釣りもよく行ったな。小・中学校ではサッカーやバスケ、陸上をしていたので、自転車競技に出会ったのは「学石(学校法人石川高等学校)」に入ってから。たまたま自転車競技部に同じ町の先輩がいて誘われたのがきっかけでした。声をかけられなかったら今の私はないですね。

大学進学で上京し、自転車競技の大会で世界各地を巡っていますが、その度に故郷の良さを感じます。流鏑馬など伝統文化もあるし、自然も豊かで、人もやさしくて大らか。古殿町で育って良かったとしみじみ思います。この町で自転車に出会い、一生懸命漕いでいたら日本一、アジア一になることができました。ぜひ古殿の子どもたちには自分が夢中になれるもの、夢を見つけてチャレンジしてほしいし、世界に挑戦して欲しいですね。

未来を創る力、「町を想う人の輪」を広げたい

未来を創る力、
「町を想う人の輪」を広げたい

フルドノアートディステラリクト
矢内 賢征さん

酒蔵、農家、林業、写真館、役場、保育などさまざまな職種メンバーで構成する「フルドノアートディステラリクト」は、町内にワクワクを溢れさすために有志で結成した団体で、巨大ウォールアートの制作や町中にたんぽぽの綿毛を描くワークショップの実施、音楽ライブやマルシェを開催しています。この活動を通して目指しているは、町を行き交う人々の心を惹きつけ、「古殿町ってなんだかオモシロそう」と思ってもらうこと、そしてこの地に暮らす人々の心に火を灯し、「古殿町のこれからって明るいよね」とのワクワクを創り続けること。ココロオドル感情が人々の心に派生し、私たちと共に古殿町のこれからを考え、この地の未来を創っていく「町を想う人の輪」が広がっていくことです。

古殿町の魅力は、個々人が放つ“町を想う気持ち”“未来を見据える眼差し”の強さ。その想いが他の心を動かし、『この町に未来はある!!』という想いがどんどん生まれています。

古殿町地域おこし協力隊
吉田 チエミさん

体験型イベント「フルドノタイム」のサポートや多世代交流スペース「つなやさんち」の企画・運営を中心にさまざまな活動に関わり、現在は町の自然や農業廃棄物を活用した「草木染め」を通して、モノづくり・コトづくり・バづくりをしています。古殿の魅力は人のあたたかさと繋がり。やってみたいと思ったことを「いいね!」と背中を押してくれたり、一緒にチャレンジしてくれる方々に出会える古殿に移住して本当に良かったと思っています。

古殿町地域おこし協力隊
土屋 なつみさん

古殿小学校でICT学校支援員&AETとして働いています。古殿町は山に囲まれ、とても自然が豊か。子どもたちも素直でとても活発です。初めて見る八幡神社例大祭、間近で走る流鏑馬の迫力は感動的でした。日本の伝統的な原風景そのものの田畑や山村、そして流鏑馬の文化は変わらないで未来に受け継いでいってほしいし、伝統的&革新的な酒蔵や民泊施設、町内全体のイベントであるフルドノタイムなどもっと町外の人たちに魅力を広めたいです。

古殿町地域おこし協力隊
Albaracin Angel Faith Bianeさん

古殿中学校でALTとして、日本人の英語の先生と一緒に英語を教えています。月に一度、こども園や小学校でも教えています。地域おこし協力隊の一員として、町民のための活動やイベントを企画することもあります。古殿の好きなところは、いたるところで緑を見られるところ。一日の仕事が終わり、周囲を見渡すと心が和み、癒されます。自然の中で暮らしている特権ですね。未来に向けて、若者が交流できる場があれば、若者や家族連れにも満足してもらえると思います。

いつも元気・活気あふれる古殿町
〜第7次振興計画〜

10年後にありたい古殿町

町の将来像みんながいつも元気でいられる
活気あふれる町

  • 01人づくり分野

    ⾃ら学ぶことや古殿町の良さを改めて認識すること、⼈とのつながりをもつことを通じで、誇りある豊かな⼼を育むことができる町を⽬指します。

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  • 02健康・生きがい分野

    ⼦どもから⾼齢者まで、すべての町⺠が⽣きがいをもって元気に暮らすことができる町を⽬指します。また、すべての町⺠が社会に参加することができ、充実した⽣活を送ることができる町を⽬指します。

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  • 03安心・安全分野

    暮らしやすい環境で⽣活でき、災害が起きても最⼩限の被害で抑えることができる町を⽬指します。また、⽇頃より情報の共有を⾏い、地域住⺠のつながりにより安⼼で安全な町を⽬指します。

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  • 4産業分野

    古殿町にある地域資源を磨き上げて活⽤し活気あふれる町を⽬指します。また、古殿町ならではの魅⼒を発信し、地域内外に広く知られる町を⽬指します。

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人づくり分野

地域の魅力を知る体験学習

古殿小学校の子どもたちは、総合的な学習の時間を通じて古殿町の産業を体験します。林業については古殿杉の組手什を組み立てる体験、農業については代掻き見学や田植え・稲刈り体験、バケツ稲など、実際に体験することで理解を深めることができます。ほかにも校外学習・ふるさと学習で町の特産物や名所について学ぶなど、地域の魅力にふれる機会を設けています。

古殿の伝統文化を次世代へ

古殿町では、流鏑馬や例大祭で披露される芸能など、伝統文化が今も大切にされています。その中のひとつ、古殿八幡神社例大祭を盛り上げる「流鏑馬太鼓」を守り伝える保存会では、大人にまじり中学生が参加し日々鍛錬を続け、例大祭やさまざまなイベントでその成果を披露しています。

地域みんなで見守る「こども園」

乳幼児期の教育・保育は生涯にわたる人格形成の基礎を育てる大切な時期です。古殿町には、0歳から5歳までの未就学児を教育・保育するため「こども園」を設けています。園舎は「林業の町・ふるどの」にふさわしい木の魅力あふれる建物で、定員は200名。健やかな成長が図れるよう、安全・安心な環境の提供を目的に整備しました。

切れ目のない伴走型子育て支援

古殿町では、妊娠期から出産・子育て期に渡って、子ども・ご家庭に寄り添った、きめ細やかな切れ目のない支援を行っています。その一助として子育て支援アプリ「すぎっこ」の提供を行い、機能を有効活用していただくとともに、町から子育てに関する情報発信を行っています。

国際交流を目指して英語教育に注力

古殿町では、子どもを中心に町民のみなさんの国際交流への興味・関心を広げるため、英語教育に力を入れています。小学校では地域おこし協力隊による英会話や世界の文化を知る授業などを実施。幼児向けにも英会話教室を開催し、早くから英語に親しんでもらう機会を設けています。町公民館でも英会話教室を定期的に実施、広く町民に参加いただいています。

健康・生きがい分野

町をあげて取り組む
健康づくり事業

すべての人に健やかに過ごしてもらうために、各種スポーツクラブや、セカンドライフを健康に過ごすための健康づくり事業、「足腰げんき教室」など、公民館・健康管理センター等が中心となって、年代に合わせ、さまざまなスポーツ・運動の機会を創出、運動設備の充実に努めています。

スポーツの町・FURUDONO

古殿町は、子どもから大人まで世代を問わずスポーツが好きな町です。部活動以外にも子どもたちを対象にした各種スポーツ教室や、成人を対象にしたスポーツクラブもあり、各種大会で優秀な成績を収めています。健康管理センターにはトレーニング機器があり、健康のために多くの町民が汗を流しています。

多世代をつなぐ
コミュニケーションの場

少子高齢化が進む中、世代を超えての交流が少なくなっていますが、地域おこし協力隊と地域住民が協力し2022年に多世代交流スペース「つなやさんち」をオープンし、子どもから大人まで多くの町民が訪れ、趣味の教室やワークショップを楽しんだり、カフェでのんびりしたり、勉強をしたりと世代を超えコミュニケーションを深めています。

健康で豊かな心を育む高齢者学級

健康で豊かな心を育むをことを目的に、高齢者を対象とした学習機会を設けています。拠点となるのは古殿町公民館。年代別にわかれ、1期2年間を期間とし、講話・創作・軽スポーツ等などを学びます。県外研修や英会話レッスンなどもあり、楽しみながら交流と学びの機会を育んでいます。

安心・安全分野

長寿命な公営住宅を目指して

古殿町では、社会状況や経済情勢等の急激な変化や人口構成の変化にともなる多様な町民ニーズに応えるため、公共施設等総合管理計画を進めています。そのような中、町営住宅においても安心・安全にご利用いただくため、計画的に管理個数の適正化や長寿命化を進めています。

強い使命感で町を守る
「防災・防犯」

古殿町には、3分団9部の消防団があり、約200名が「災害や犯罪から町を守る」という強い使命感のもと、日々さまざまな訓練を行い、もしもの場合に備えています。また、町民のみなさんにご協力いただき、町をあげての防災訓練も実施。災害情報収集訓練、避難所設置訓練、避難誘導訓練、放水訓練などを行っています。

町全体で取り組む防犯

各地域では、消防団や住民が協力し合い「防犯パトロール」を実践しています。子どもたちにもわかりやすく防犯のポイントを伝えられるように合言葉となる「いか・の・お・す・し(行かない、乗らない、大声を出す、すぐ逃げる、知らせる」などの周知も講習を通して行っているほか、毎年、小中学生を対象とした「防犯ポスターコンクール」も開催しています。

次世代に伝えたい安全教育

毎年、小学5・6年生の鼓笛隊を先頭に関係団体約120名が参加する「交通安全及び防犯パレード」が行われ、交通安全と安心・安全な町づくりを呼び掛けています。さらに「ふるどのこども園」では、毎年6月頃に幼年消防クラブ入団式を行うほか、「防火のちかい」を行い、リズムに合わせて「め組のパレード」を行うなど幼い頃から安全教育にふれる機会を多く設けています。

産業分野

森林資源を未来につなぐ林業

町の総面積の82%を森林が占めており、古くから森林資源が豊かで林業が盛んな地域です。行政と事業体が一体となり、森林情報の有効的な活用や作業の軽労化、投資回収期間の短縮を目的とした「古殿モデル」を進めるなど、次の世代にこの豊かな森林資源をつなぐための事業を進めています。子どもたちにも地域の産業を知ってもらえるよう、授業で林業にふれる機会を設けています。

収益性の高い農業への挑戦

古殿町では稲作や、トマトなどはじめとする野菜類の栽培に力を入れています。さらに、将来に向けて、地域の特色のある魅力的な産品をつくるために「水田収益力強化ビジョン」を策定し、ニーズに応じた生産を進めています。また、地域には昔ながら茅葺き屋根の民家をモチーフにした農業集落多目的集会施設「大網庵」があり、町内外の体験施設として利用されています。

伝統の技を伝える醸造業

古殿町には古くから地域に愛されてきた醸造技術が今も脈々と伝え、守られています。全国新酒鑑評会で10年中9年金賞受賞を誇る豊国酒造もそのひとつで、手造りの淡麗な美酒を造り続けています。阿武隈山系の地下から力強く湧き上がる湧き水と国産の大豆・米・塩にこだわって味噌・醤油を醸造するマルマン醸造も全国醤油品評会にて優秀賞を受賞しています。

自然と歴史を体感する
グリーンツーリズム

古殿町ならではの産業や豊かな自然を、県内外の人に体験していただくため、石川地方の町村と連携し、グリーンツーリズムの受け入れにも積極的に取り組んでいます。「郷土食づくり体験」や「山菜採り体験」から「英国伝統のイス作り」「馬とのふれあい」などさまざま体験メニューを用意しています。

ふるどの観光スポット

三株高原

標高842mの三株山を中心とした高原。春は桜、夏はキャンプ、秋に紅葉が楽しめます。空気が澄んだ冬には富士山を望むこともできます。

越代のサクラ

林野庁「森の巨人たち百選」や県の天然記念物にも指定されている「越代のサクラ」は、樹齢400年、高さ20mのヤマザクラで、見る人を圧倒する存在感があります。開花時期に合わせて「越代のサクラ祭り」も行われます。

ふるどの桜街道

約7kmにわたり鮫川沿いに約1,000本もの桜が並び、春になると一斉にピンク色の花を咲かせます。

古殿八幡神社

毎年10月第2日曜とその前日に開催される「古殿八幡神社例大祭」は、800余年前の鎌倉時代から脈々と受け継がれてきた伝統の神事。狩衣で正装した役者が馬上から的を射る流鏑馬・笠懸は県の重要無形民俗文化財に指定されています。

鎌倉岳

昔、鎌倉から嫁いできた姫が故郷を懐かしみ、鎌倉を望もうと登ったことから「鎌倉岳」の名がついたといわれています。山を一周できる遊歩道もあり、カタクリやイワウチワの花の群生地もあり4月中旬に見頃を迎えます。

道の駅「ふるどの」おふくろの駅

新鮮な地元産農産物やコンニャクや日本酒、味噌などの特産品など古殿ならではのお土産を販売しています。隣接する食堂も人気です。

塩沢の不動滝

県道135号沿いにある不動滝はいくつも段からなる滝。新緑や紅葉の時期には水の流れと相まって、一幅の絵画のような景色をつくりだします。

芝山自然公園

古殿町、いわき市、平田村にまたがる広大な公園。標高819mの高さにあり、ハイキングや天体観測など、自然を満喫することができます。

詳しい観光情報はこちら →