みなさんが医療にかかる費用は、患者本人の自己負担をのぞき、公費で約5割、現役世代からの支援（若年層の保険料）で約4割がまかなわれます。
　残りの約1割は、みなさんが納める保険料から負担します。みなさんの大切な保険料を財源として、後期高齢者医療制度は運営されています。忘れずに納付しましょう。

・保険料は「均等割額」と「所得割額」の合計となります。
・個人ごとに算定されます。
均等割額（被保険者全員が均等に負担）４５，９００円
※世帯の所得に応じて軽減措置があります。
所得割額（所得に応じて負担）（総所得金額等－4３万円）×所得割率８．９８％
※被保険者の所得に応じて軽減措置があります。
（例）
４５，９００円　＋　（総所得額等　－　4３万円）　×　所得割率８．９８％　＝　保険料

※年度の途中で資格を取得した場合は、その月分からの保険料を負担します。
※年度の途中で資格を喪失した場合は、その前の月の分まで
（喪失日が月末の場合はその月まで）の保険料を負担します。
 

・均等割額の軽減

軽減割合	同一世帯内の被保険者と世帯主の総所得金額等の合計額
7割軽減	43万円+10万円×（年金・給与所得者の数-1）以下
5割軽減	43万円+29.5万円×被保険者数+10万円×（年金・給与所得者の数-1）以下
2割軽減	43万円+54.5万円×被保険者数+10万円×（年金・給与所得者の数-1）以下

※65歳以上（1月1日時点）の方の公的年金所得については、その所得からさらに
高齢者特別控除15万円を差し引いた所得額で判定しています。
 
 
・後期高齢者医療制度に加入する前日まで、被用者保険等
（各健康保険組合・全国健康保険協会・共済組合など）の被扶養者であった方
所得割額が賦課されず、均等割額が5割軽減されます。

【普通徴収】
　75歳に到達し後期高齢者医療保険に加入したばかりの方や下記に当てはまる方の場合、古殿町から送付する納付書により保険料をお支払いいただきます。

【特別徴収】
　年金の年額が18万円以上の方は、原則として、年金からの差し引きによりお支払いいただくことになります。しかし、以下の方は該当しませんので、普通徴収となります。

※普通徴収に切り替わる場合の例※
・年度の途中で新たに後期高齢者医療制度の被保険者になった方
・別の市町村へ引っ越した方、古殿町に転入された方
・申告のやり直しなどで、年度途中から所得に変更があった方
・年金の年額が18万円未満の方
・後期高齢者医療制度と介護保険の保険料が、年金額（介護保険料が差し引かれている年金）の１/２を超えている方など

　上記の通り特別徴収から普通徴収に切り替わる場合があります。その場合の納付忘れを防止するためにも、便利な口座振替を推奨しております。
　口座振替をご希望の場合は、ご希望の金融機関窓口で、口座振替依頼書を提出してください。（振替希望口座のお届け印が必要となります。）

 　納期限を過ぎても納付がない場合は督促状が届き、さらに滞納が続くと医療機関を受診する際の費用が全額自己負担となる特別療養費の支給対象となります。
　全額自己負担した費用は、医療機関に医療費を支払った日の翌日から2年以内に「特別療養費」として申請することにより、一部負担金を除く金額の払い戻しを受けることができます。
※原則として払い戻される費用は滞納している保険料に充当されます。

　また、給付が一時差し止めになる場合もありますので、必ず納期限内に納めるようにしましょう。